
なぜ馬なのか? リーダーシップが求められるビジネスパーソンほど乗馬にハマる理由──後編
「リーダーシップが求められるビジネスパーソンほど乗馬にハマる理由ー前編」では、ステータスやマインドフルネス効果など、要素を5つほど挙げた。ただ、それらは乗馬以外のスポーツにも当てはまる要素でもあると思う。 そこで、後編ではより乗馬特有の理由を4つご紹介したいと思う。
高嶋麻衣

Ambition特約編集者
生まれた時から馬が好き。11歳から乗馬を始め、世界中の馬を巡り20ヶ国以上を旅する。 2019年、「書きつつ、乗りつつ、飲みつつ…」という暮らしを実現するため、横浜から東北に移住。 14頭の馬と4匹の猫と暮らす。仕事場は厩舎の上の屋根裏。
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「リーダーシップが求められるビジネスパーソンほど乗馬にハマる理由ー前編」では、ステータスやマインドフルネス効果など、要素を5つほど挙げた。ただ、それらは乗馬以外のスポーツにも当てはまる要素でもあると思う。 そこで、後編ではより乗馬特有の理由を4つご紹介したいと思う。
高嶋麻衣
仕事のパフォーマンスを上げるためにも運動習慣を取り入れているビジネスパーソンは多いと思う。そして、その傾向は人をマネジメントする立場に上がるほど強くなる。 リーダー育成の研究と研修を行う米国の非営利機関「Center for Creative Leadership」の調査レポート(※)によると、管理職の約88%が「運動が仕事のパフォーマンスに明確に影響する」と答えている。そして、運動習慣がある管理職ほど、上司や部下から「有能なリーダー」と評価される傾向が高いとの結果も出ている。 では、どんな運動が多いのか? 上記レポートでも頻繁にできる運動が勧められているが、「ウォーキング」「ジョギング」「筋トレ」「ヨガ」など、隙間時間ででき、場所を選ばないタイプの運動が適している。 その観点において、 “乗馬” は不適切な選択である。 なにしろ、時間とお金がかかる。日本ではマイナーなスポーツであるが、多少なりとも馬の世界に足を踏み入れた人は、乗馬がいかにタイパ・コスパが悪いものか理解していると思う。
高嶋麻衣