
福岡と一心同体の西鉄グループ、100年先をにらむ都市開発の舞台裏。進化し続けるポートフォリオ経営
創業1908年。路面電車から始まり、バス、鉄道と、福岡の人々の「足」となり、天神という「都市」をつくってきた、福岡を代表する企業・西日本鉄道株式会社。 グループ連結従業員1万8000人を超える同社は今、時代の転換期を捉えて、ポートフォリオの組み替えとローカル/グローバルの同時投資という、ダイナミックな経営に取り組んでいる。 約900億円の投資を行った天神の新ランドマーク・ワンビルはどのビジネスを呼ぶのか。 人口減少の時代、コア事業である交通はどうなるのか。 物流、不動産、福岡から世界を目指す、第三、第四の柱はどこにあるのか。 特別企画「エクセレント・カンパニーの研究」は、日本経済復活の鍵となる、野心的な大企業の経営を詳らかにするロングインタビューだ。西日本鉄道の代表取締役社長執行役員・林田浩一氏と、AlphaDrive/Ambitionsの麻生要一の対談を通して、偉大なる企業の本質を探る。

大久保敬太