今、「6%問題」について考える。日本のビジネスパーソンに着火するには?セッションレポート
2024年11月13日、東京・白金台にある八芳園にて開催された「Ambitions Vol.5 刊行記念パーティー」。本誌のテーマカラーの「赤」にライトアップが施された日本庭園を望む会場に、100人を超えるイノベーターが集まり、新刊を片手に交流を楽しんだ。 本記事では、イベント内で行われたスペシャルセッション「今、6%問題を考える」で語られた識者3名のコメントを届ける。
大久保敬太
2024年11月13日、東京・白金台にある八芳園にて開催された「Ambitions Vol.5 刊行記念パーティー」。本誌のテーマカラーの「赤」にライトアップが施された日本庭園を望む会場に、100人を超えるイノベーターが集まり、新刊を片手に交流を楽しんだ。 本記事では、イベント内で行われたスペシャルセッション「今、6%問題を考える」で語られた識者3名のコメントを届ける。
大久保敬太
学生時代は勉強ができたはずなのに、仕事は思うようにいかない……。 そんな悩みを抱えている人はいないだろうか。 もしかしたら、「非認知能力」を伸ばせば、悩みの解消につながるかもしれない。 非認知能力とは、読み、書き、計算など知能検査で測れるような能力ではなく、ソフトスキルと言われるコミュニケーション能力や、「やり抜く力」や「折れない心」、好奇心といった数値化が難しい能力のことだ。 非認知能力は、今のような不確実な時代だからこそ、ますますビジネスでの必要性が問われている。 不確実で予測が難しいVUCAの時代に真に活躍するのはどのような人材なのか、「People & Organizational Transformation Institute(以下、POT)」が日々研究している。今回、アルファドライブ取締役でPOTを管掌する平尾譲二が、早稲田大学で心理学を研究している小塩真司教授に話を聞いた。 ※本記事はAlphaDriveが運営する「POT Magazine」掲載記事の転載です。
Ambitions編集部
住友商事で海外M&Aに長年従事したのち、再生医療関連事業を手がけるスタートアップ、セルソースにて人事責任者を務める細田薫氏による寄稿シリーズ。 今回は、2014年に創業し、従業員規模約4000人へと急成長を遂げた、ヘルスケアベンチャー・シーユーシーのCHRO松浦俊雄氏へのインタビューが実現。パチンコメーカーからキャリアをスタートし、リクルート、CCCとキャリアを積み、人的資本の実践に取り組んできた同氏のキャリア観と、スタートアップCHROが考える最新の人事・人的資本論を掘り下げた。
細田 薫
個人の能力は高いはずなのに、なぜか組織で活躍できない。周りにそんな人がいる、あるいは自分自身に心あたりがある人もいるのではないだろうか。 組織は個人の集合体であり、それぞれ独自の生態系を構築している。それゆえ、組織で活躍するためには、個人のキャラクターや志向性などが重要な要素になる。その要素を考察する上で、遺伝的形質は無視できない。 そこで、行動遺伝学の研究者で慶応義塾大学の安藤寿康教授に、組織で活躍するために知っておきたい遺伝の話について聞いた。
Ambitions編集部
「自分は仕事ができる人間だ」「仕事をしやすい環境や人間に恵まれている」。胸を張ってそう言える人はどれほどいるだろうか。「努力しているのに有能な同僚に追いつけない」「上司に不満だらけ」と、ネガティブな感情に振り回されている人も少なくないだろう。 仕事の能力や周囲の環境の捉え方は、人生の針路を大きく変えるファクターだが、それらは遺伝と無縁ではない。遺伝は人間の思考や行動、あらゆるものに影響すると言われ、仕事のパフォーマンスや、人間関係の築き方にも関係することは想像に難くないだろう。 だとすれば、努力は無意味で「仕事ができないこと」や「嫌な上司」を受け入れ絶望するしかないのだろうか。そもそも、遺伝はどこまで仕事に影響するのか。 「人生はすべてガチャ。それは生物学的必然」と断言する、行動遺伝学の研究者で慶應義塾大学の安藤寿康名誉教授に、仕事や職場環境に遺伝が及ぼす影響について聞いた。 本記事はAlphaDriveが運営する「POT Magazine」掲載記事の転載です。
Ambitions編集部
2023年3月期から上場企業を対象に人的資本の情報開示が義務化されるなど、人材を資本と捉えて企業価値の向上につなげる「人的資本経営」が企業経営の重要なテーマになっている。しかしその実践にあたっては、経営層から担当者レベルに至るまで、「何から手をつけたらいいかわからない」という声も多く聞かれる。今回は、人的資本経営に取り組む第一歩として有効なマネジメント手法「タレントマネジメント」の効果と成功のカギについて、カオナビの野田和也氏に解説してもらった。
Ambitions編集部
目覚ましい成長を遂げるスタートアップが増えている。政府が「スタートアップ5か年計画」を掲げる中で、各社の成長エンジンとなっているのは「人的資本経営」だ。成長中のスタートアップは、どうしたらそれを持続させることができるのか。その成長にあたって、人的資本経営における死角はないのか。住友商事で海外M&Aに長年従事したのち、現在は再生医療関連事業を手がけるスタートアップ、セルソースにて人事責任者を務める細田薫氏が分析する。
Ambitions編集部
イギリスの経済誌「エコノミスト」が発表した女性の働きやすさランキングでは、日本は調査対象の29か国中27位。G7の中で最下位という厳しい結果となった。 2024年2月22日、株式会社西日本新聞社が福岡都市圏で発行しているフリーペーパー『ファンファン福岡』は、女性の活躍と社会進出を応援する未来志向のプロジェクト“Will Well Women” の一環として、「ファンファン福岡文化祭」を開催。 イベントでは、福岡のビジネスシーンで活躍する女性3名が登壇し、自身のキャリアや女性活躍推進について感じていることをテーマにパネルディスカッションが展開された。本記事では、その模様をダイジェストで紹介する。 モデレーターは西日本新聞社記者・下村ゆかりが務める。
Ambitions FUKUOKA編集部
日本の“一割経済”と言われる九州。 「スタートアップ都市」として脚光を集める福岡、半導体世界大手の台湾TSMCによる工場進出で沸く熊本など、近年ビジネスの話題に事欠かない経済エリアだ。その一方、九州は全国よりも早いペースで人口減少が進んでおり、早急な対応が求められている。 2030年、課題先進地域といえる九州は、どうあるべきか。 本記事では、九州の未来を担うビジネスリーダーたちが集まり、議論した「ONE KYUSHUサミット 宮崎」から、福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka Directive Council、以下FDC)事務局長・石丸修平氏による講演を記事化。 福岡を拠点に産学官民連携を実現してきたFDC石丸氏が見る、九州経済の未来とは。全国すべてのエリアに共通する「地域経済の未来」というイシューを届ける。 ※「ONE KYUSHUサミット 宮崎」(2024年1月12日)より
Ambitions FUKUOKA編集部
「人的資本経営」の大号令を受け、上場企業が情報開示に奔走している現在。しかし、開示に向けた業務の発生で現場の負担が急増する、本来の目的を見失って「形だけ開示」に走るなど、多くの企業が本質とはかけ離れた取り組みや結果=「罠」に陥っている。その理由は何か、前編に続いて3人の識者に聞いた。
Ambitions編集部