私が福岡で「デジタル人材」を育成する理由。ホライズンテクノロジー・大谷祐司氏
経済産業省が警鐘を鳴らす「2025年の崖」がもうすぐ到来する。しかし現在も日本のデジタル人材不足は続いており、東京圏に60%以上のデジタル人材が集中するなど(※)、地域格差が生じている。ホライズンテクノロジーの大谷祐司氏は、東京でキャリアを積んだ後、福岡で起業。デジタル人材の育成に力を入れている。大谷氏が福岡で未来に残したいもの、エンジニアと地域経済の可能性について話を伺った。
長浜優奈
経済産業省が警鐘を鳴らす「2025年の崖」がもうすぐ到来する。しかし現在も日本のデジタル人材不足は続いており、東京圏に60%以上のデジタル人材が集中するなど(※)、地域格差が生じている。ホライズンテクノロジーの大谷祐司氏は、東京でキャリアを積んだ後、福岡で起業。デジタル人材の育成に力を入れている。大谷氏が福岡で未来に残したいもの、エンジニアと地域経済の可能性について話を伺った。
長浜優奈
全国規模で激化する、キャリア人材の獲得競争。未来を担う人材を獲得するために、福岡の企業は何を行うべきなのか。本誌では特別企画として、福岡地所の冨田靖人氏、ふくおかフィナンシャルグループの林健太氏、福岡ソフトバンクホークスの笠美由紀氏の3名招いて座談会を開催。福岡の企業が抱えるHRの課題や施策について語り合った。ファシリテーターはビズリーチ福岡拠点の東江本樹氏が務める。
田村朋美
「イノベーション」を単独の企業だけで起こす時代は過ぎ、官民や企業同士など異なる立場の共創の必要性が増している。共創から事業を生み、地域を動かす。言うは易し行うは難し。どうすればうまくいくのか? どのような視座で連携すべきなのか? 今、全国から「産学官民の連携が成功しているまち」として注目を集める福岡で、その立役者になっているのが、福岡地域戦略推進協議会(以下、FDC)だ。企業、行政、大学など200を超える会員ネットワークを生かして事業創出を次々と実現させ、福岡都市圏の持続可能な成長を推進している。その現場で奮闘する5人の事務局スタッフに、産学官民連携によるイノベーションの秘訣を聞いた。
大久保敬太
地方にこそ、可能性がある──。かつてNewsPicksの社長として全国のビジネス動向を追ってきた坂本大典氏は、地方ビジネスに特化したハイキャリア人材サービス「チイキズカン」を立ち上げた。ミナミホールディングス社長・江上喜朗氏は、地方からビジネスを変革し、斜陽業界でV字回復を実現した。地方ビジネスに懸ける2人の経営者対談から、そのポテンシャルを掘り下げる。
大久保敬太
東京・白金台に日本庭園を持ち、結婚式場などを運営する株式会社八芳園がこのたび、福岡・天神に遷座し400年以上の歴史を持つ警固神社の社務所ビル内に新たな総合会場をオープンした。 八芳園は江戸時代にさかのぼる由緒があり、約1万坪におよぶ敷地に有する広大な庭園では四季折々の自然美を楽しめるほか、歴史的な建物や茶室が点在し、伝統的な建築美も味わえる。休日は婚礼、平日はビジネスカンファレンスや各種イベントでにぎわう。2022年にはバイデン米大統領と岸田文雄首相が夕食を共にした舞台にもなった。 八芳園の井上義則代表取締役社長は2003年に八芳園に入社以降、ブライダル事業の変革に取り組み、一時年間1000組前後まで落ち込んでいた八芳園の年間の挙式披露宴組数は4年で2000組に回復した。今では結婚式場の人気ランキングでも上位に入る八芳園。なぜ福岡・天神に新施設を開設したのだろうか。井上社長にこれまでの変革の軌跡とこれからの展望を聞いた。
林亜季
かつて企業は、記者発表や取材対応を行い、新聞やテレビといったマスメディアがそれを取り上げることで、ステークホルダーや生活者にメッセージを届けていた。しかし、長年マスメディアに依存していた情報発信の構造が壊れ、インターネット上ですべてのコンテンツがフラットになるなかで、企業が自ら情報発信することが求められるようになった。 さらに、日本国内でも急速にSDGsやESG投資への関心が高まったことで、より本質的な経営からのメッセージを社内外に発信し、ブランディングや認知拡大・採用強化などに取り組む必要に迫られている。 そんななか、ソフトバンクがNewsPicks for Businessと新たなオウンドメディアでの情報発信「X(クロス) PROJECT」に挑戦している。「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」のトリプルメディアを活用したマーケティング手法が叫ばれて久しいが、企業が「オウンドメディア」でこそできることとは? そして、メディアがオウンドメディアにできることとは──。
Ambitions編集部
労働人口が減少する日本では年々、人材獲得の難易度が高まっている。こうした現状を解決する一つの手法が、経験を積んだ“プロフェッショナル人材”の事業参画の促進だ。パーソルキャリアが運営する「HiPro」では、経験豊富なプロフェッショナル人材と地域の企業をつなぎ、地域企業・経済発展に貢献する「スキルリターン」に取り組んでいる。 企業×プロ人材の組み合わせでも、特に高いシナジーを期待できるのが、アイデアは先進的でもビジネス練度では大手企業に引けをとる「スタートアップ」だろう。その可能性とは。スタートアップ先進都市として知られる福岡を舞台に、スタートアップとプロ人材、両方の視点から、事業成長と人材の共創について探る。
Ambitions FUKUOKA編集部
IT人材の枯渇が叫ばれる現代、特に地域においてはその傾向が顕著だ。日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社(以下IJDS)は2022年から全国7カ所に「IBM地域DXセンター」を続々と設立。地域から日本のDX推進に取り組んでいる。 Ambitionsでは、各地のIBM地域DXセンターを取材。 地域×DXの可能性と、地域を選ぶという新たなキャリアの形について、当事者のインタビューを通して全3回のシリーズで紹介する。 2023年9月に開設したIBM長野DXセンター 長・野村一大氏と、首都圏から長野市に移住し、同拠点に勤務する中江氏に話を聞いた。
Ambitions編集部
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社(以下IJDS)が全国7カ所に開設した新たな地域拠点「IBM地域DXセンター」が挑むプロジェクトと、地域におけるキャリア形成を追うシリーズ企画、第3回。 2023年5月に開設した広島市と、同年7月開設の高松市。中国・四国エリアの2拠点をリードする、土本光恵氏にインタビュー。さらに、各拠点で勤務するエンジニア2人のリアルな声を届ける。
Ambitions編集部
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社(以下IJDS)は、2022年から全国7カ所に「IBM地域DXセンター」を設立。その最南の拠点が、沖縄県にある那覇市のDXセンターだ。地元出身者をはじめ、U・Iターン人材とともに、南の地から全国・グローバルのプロジェクトに取り組んでいる。 全国各地でIT人材の育成とキャリア形成を実現するIBM地域DXセンターを特集するシリーズの第2回。沖縄・那覇市のセンター長・山添直登氏と、エンジニアとして勤務する太田氏に話を聞いた。
Ambitions編集部