
岡野バルブ製造、西部ガスに見る、社会×経済の視点。企業がコミュニティナース事業に取り組む理由
近年、経済的合理性だけを追うのではなく、社会的な活動を通して地域経済とともに発展する、新しい潮流が生まれている。 福岡市に本拠地を置く全国第四のガス会社・西部ガスと、北九州の門司で約100年続く製造業・岡野バルブ製造が、「コミュニティナース事業」を本格的に始動したのだ。それも、ボランティアやCSR活動ではなく、上場企業の新たな「事業」として。2社に話を聞いた。 コミュニティナースとは、地域の中に存在し、元気なうちから住民と関わることで地域全体の心身社会的な健康をサポートする取り組み。株式会社CNCが提唱し、全国各地で社会実装へ向けて取り組んでいる。

大久保敬太