今、「6%問題」について考える。日本のビジネスパーソンに着火するには?セッションレポート
2024年11月13日、東京・白金台にある八芳園にて開催された「Ambitions Vol.5 刊行記念パーティー」。本誌のテーマカラーの「赤」にライトアップが施された日本庭園を望む会場に、100人を超えるイノベーターが集まり、新刊を片手に交流を楽しんだ。 本記事では、イベント内で行われたスペシャルセッション「今、6%問題を考える」で語られた識者3名のコメントを届ける。
大久保敬太
2024年11月13日、東京・白金台にある八芳園にて開催された「Ambitions Vol.5 刊行記念パーティー」。本誌のテーマカラーの「赤」にライトアップが施された日本庭園を望む会場に、100人を超えるイノベーターが集まり、新刊を片手に交流を楽しんだ。 本記事では、イベント内で行われたスペシャルセッション「今、6%問題を考える」で語られた識者3名のコメントを届ける。
大久保敬太
ウォークマン、ファミコン、ウォシュレット、ノートパソコン……これらはいずれも、日本企業から生まれた新規事業であり、社会を、世界を変えた発明だ。 「企業内新規事業はパッとしない」と言われる今、かつての日本企業の事例から、何を学ぶべきだろうか。ビジネスデザイナー・岩嵜博論氏が、大企業のイノベーション、その成功の法則を導き出す。
大久保敬太
2010年、地元テレビ局のアナウンサーだった高島宗一郎氏は、福岡市史上最年少の36歳で市長に就任。行政経験ゼロの若手首長による都市経営は「周囲が敵だらけ」のスタートだったという。 それから4期、福岡市を人口増加数や市税収入など、さまざまな指標で政令市一位に導くとともに、開業率全国一(※)のビジネス都市へと改革した。ビジネスと行政をつなぎ、イノベーションの社会実装を進めてきた、その手法を探る。
大久保敬太
飛躍するスタートアップに共通することはなんだろうか? 福岡市の官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」事務局長の池田貴信氏は、重要なポイントとして「人」を挙げる。 シリーズ「飛躍するスタートアップ」では、福岡に生まれ、飛躍するスタートアップのファウンダー、その「人」に迫る。 第1回は「持続可能なエネルギーを必要な時に必要なところへ」をビジョンに掲げる、Tensor Energy株式会社の創業者兼共同代表・堀ナナ氏。2021年にTensor Energyを設立し、複雑で属人性の高い再生可能エネルギー発電事業者の業務を、AIを活用して管理する「Tensor Cloud」の開発と運営を行ってきた。「Tensor Cloud」を採用する発電所は年々増加しており、現在170カ所を突破。熊本県の太陽光発電所では、2024年6月から本格運転がスタートしている。 Tensor Energyはなぜ成長を続け、どのようにして周囲の信頼を得てきたのか。堀さんが意識してきたアクションやマインドなどを伺った。
長浜優奈
東大大学院在学中に広告配信プラットフォームを開発し事業が急成長を遂げると、今度は家庭用プロジェクターを開発。同製品が大ヒット後、さらに新会社を創業し「スマートバスマット」を商品化。大人気のパズルゲーム「スイカゲーム」の開発者としても知られる。 ソフトとハードの垣根を越え、新しいプロダクトを生み出し続ける発明家であり連続起業家、程涛氏の原動力とは。
林亜季
従来の経営戦略論やマーケティングの常識は、もう通用しない──。 独立研究者の山口周氏はそう語る。次のフェーズに突入したビジネスシーンで鍵となるのは、社会運動・社会批評としての側面を強く持つ「クリティカル・ビジネス」だ。 本インタビューでは、現代ビジネスシーンの大局観、批判的な眼差しの役割、企業の新規事業の課題など、新時代を生きるビジネスパーソンが実装すべき視点を届ける。
大久保敬太
いま、トヨタ自動車の内側では、自動車の枠を超え、社会課題の解決、未来への価値づくりへの挑戦が始まっている。創業時から受け継がれる「世の中の人々を幸せにしたい」という想いを胸に、既存の自動車事業の枠を超えた新規事業創出にも積極的に取り組んでいるのだ。 その基盤となるのが、社内における新規事業を推進、支援する仕組み「BE creation(ビークリエイション)」。この仕組みを通して、どのような未来を描こうとしているのか。
Ambitions編集部
新規事業創出が企業の成長戦略に位置づけられ、「ボトムアップ」や「オープンイノベーション」といった手法に注目が集まっています。 しかし、その推進には多くの課題が存在します。 アイデアを理解できない経営者、不明確な評価基準、事業化決裁の難しさ…… これらは新規事業の起案者/推進者の多くが直面する課題です。つまるところ、新規事業の「評価」をめぐる課題だともいえます。 今回は新規事業創出のパートナーとして豊富な支援実績を持つAlphaDriveの取締役兼COOを務める古川央士氏に、評価者と起案者/推進者の双方に向けた具体的な解決策を聞きました。 適切な評価基準の設定から事業化に向けた承認を得るまでのプロセスまで、AlphaDrive流「成功の思考法」を学びます。
Ambitions編集部
新規事業創出が企業成長の鍵として注目を集めるなか、その手法である「オープンイノベーション」に挑む企業も増えています。しかし、形式的なコラボレーションやマッチングに終わってしまい、事業化にまで至るケースが少ないのも実情です。真の革新をもたらすオープンイノベーションとはいかにあるべきなのでしょうか。 AlphaDriveグループで、オープンイノベーションや協業支援に特化したUNIDGEでCo-CEOを務める土井雄介氏が、その評価と推進の秘訣を解説。 AlphaDriveが培った実践知をオープンイノベーションにも適用し、さらなる「型化」や仕組みで挑むUNIDGE。「協業を科学する」というアプローチをもとに複数企業が手を取り合うための要諦を聞きました。
Ambitions編集部
「地方創生」が叫ばれて10年、全国各地でさまざまな支援や取り組みが行われてきた。しかし地域の人口減少は待ったなし。消滅の未来が現実味を帯びてきたエリアもある。 地域発展の鍵は何か。「食べる通信」「ポケットマルシェ」を通して、地域と都会をつないできた雨風太陽の高橋博之氏と、地域からビジネス創出を目指すAlphaDrive REGIONの宇都宮竜司氏の対談を届ける。
大久保敬太