
【メドメイン飯塚統】がん診断を支援する病理AIで九州から世界へ。努力を楽しむ起業家の野望
飛躍するスタートアップに共通することはなんだろうか? 福岡市の官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」事務局長の池田貴信氏は、重要なポイントとして「人」を挙げる。 シリーズ「飛躍するスタートアップ」では、福岡に生まれ、飛躍するスタートアップのファウンダー、その「人」に迫る。 第7回は、「テクノロジーでいつどこでも必要な医療が受けられる世界をつくる」をミッションに掲げる、メドメイン株式会社代表取締役CEOの飯塚統氏。九州大学医学部在学中にメドメインを創業し、がんを瞬時に判断するAIを搭載した病理クラウドシステムである「PidPort」の開発と提供を行ってきた。 創業7年目、病理分野向けの新たなシステムの提供を発表。2024年11月から、病理分野向けのクラウド型医用画像管理システム「NOBORI」の発売をスタートした。「NOBORI」は病理画像だけでなく、CTやMRI、内視鏡などの他の検査種の画像データとの統合管理が可能である。世界に先駆ける病理AIビジネスを展開する飯塚氏のマインドセットを伺った。

長浜優奈