連続起業家、issin程涛氏に学ぶ「発明力」とその原動力
東大大学院在学中に広告配信プラットフォームを開発し事業が急成長を遂げると、今度は家庭用プロジェクターを開発。同製品が大ヒット後、さらに新会社を創業し「スマートバスマット」を商品化。大人気のパズルゲーム「スイカゲーム」の開発者としても知られる。 ソフトとハードの垣根を越え、新しいプロダクトを生み出し続ける発明家であり連続起業家、程涛氏の原動力とは。
林亜季
Ambitions編集長
朝日新聞社にて経済部記者や新規事業などを経験。ハフポスト日本版 Partner Studio チーフ・クリエイティブ・ディレクター、Forbes JAPAN Web編集長、AlphaDrive 統括編集長/Ambitions編集長を歴任。株式会社ブランドジャーナリズムを設立、代表取締役を務める。
担当記事一覧
東大大学院在学中に広告配信プラットフォームを開発し事業が急成長を遂げると、今度は家庭用プロジェクターを開発。同製品が大ヒット後、さらに新会社を創業し「スマートバスマット」を商品化。大人気のパズルゲーム「スイカゲーム」の開発者としても知られる。 ソフトとハードの垣根を越え、新しいプロダクトを生み出し続ける発明家であり連続起業家、程涛氏の原動力とは。
林亜季
産業医の大室正志氏と、アニマルスピリッツ代表パートナーの朝倉祐介氏。飲み仲間であり、ともに音楽好き。その会話は音楽を入り口に、ファッションやワイン、文学、ビジネス、政治、社会など、あらゆる方面に展開していく。 ジャンルを問わない教養は、どのように培われたのか。大室氏、朝倉氏が知の探求を始めるに至ったきっかけが「系譜学」との出会いだ。好きなアーティストを基点に音楽の歴史を深掘りしていくなかで、「系譜」を意識するようになったという。そんな二人が、行きつけの東京・南青山のワインバー「赤い部屋」でアナログレコードを聴きながら語り合った。二人の“音楽放談”には、真の教養人になるためのヒントが詰まっている。
林亜季
「好奇心旺盛な人だと言われることに、ずっとしっくりこなかった」。マーケティングや事業開発コンサルタントとして活躍し、大学院で教鞭もとる高広伯彦氏は言う。専門領域はもちろんのこと、登山やトレイルランニングといった趣味、アカデミックな領域など、さまざまに関心を寄せて情報や文脈を収集し、発信することでも知られる。勉強熱心というだけではなかったのだ。 今回、「大人の学び」について聞いていくうちに、あるキーワードが浮かび上がった。「そうか、僕は『知の貧乏性』なんだ! その『知』が定める範囲は無限に広がっている」。知の貧乏性という生き方が、現代のビジネスパーソンにもたらすインスピレーションを考える。
林亜季
東京・白金台に日本庭園を持ち、結婚式場などを運営する株式会社八芳園がこのたび、福岡・天神に遷座し400年以上の歴史を持つ警固神社の社務所ビル内に新たな総合会場をオープンした。 八芳園は江戸時代にさかのぼる由緒があり、約1万坪におよぶ敷地に有する広大な庭園では四季折々の自然美を楽しめるほか、歴史的な建物や茶室が点在し、伝統的な建築美も味わえる。休日は婚礼、平日はビジネスカンファレンスや各種イベントでにぎわう。2022年にはバイデン米大統領と岸田文雄首相が夕食を共にした舞台にもなった。 八芳園の井上義則代表取締役社長は2003年に八芳園に入社以降、ブライダル事業の変革に取り組み、一時年間1000組前後まで落ち込んでいた八芳園の年間の挙式披露宴組数は4年で2000組に回復した。今では結婚式場の人気ランキングでも上位に入る八芳園。なぜ福岡・天神に新施設を開設したのだろうか。井上社長にこれまでの変革の軌跡とこれからの展望を聞いた。
林亜季
「時空を超えて著者や登場人物に『憑依』できる。多様な視点を身につけ、人の心のひだひだを理解することができる」。クリエイティブディレクター・編集者である嶋浩一郎氏は、本を通じて得られるものをこう表現する。2006年、既存の手法にとらわれないコミュニケーションを手がける博報堂ケトルを設立。「本屋大賞」の立ち上げに携わり、東京・下北沢で本屋B&Bを開業するなど、出版業界に広く携わる。朝日新聞社出向時には若者向け新聞『SEVEN』を創刊、雑誌『広告』編集長やカルチャー誌『ケトル』の編集長も歴任し、常に複数冊の本を併読する読書家としても知られる。嶋氏に読書指南を仰いだ。
林亜季
2024年6月、南仏・カンヌでクリエイティビティ・フェスティバル、カンヌライオンズが開かれました。Ambitions編集部として、現地取材を通じ「Creative Breakthrough」をテーマに連載しています。 いまや世界最大級のクリエイティビティの祭典として、全32部門に計2万6753点のエントリーを集めるカンヌライオンズ。元々はカンヌ国際広告祭の名称で、広告作品と聞くと飲料やファストフード、化粧品などBtoC商材のイメージが強い人も多いかもしれませんが、2011年以降、名称から「広告」を外し、幅広いジャンルの作品を扱っています。 2020年から新設された「クリエイティブ・ビジネス・トランスフォーメーション」部門や、2022年に設けられた「クリエイティブB2B」部門の存在が物語るように、ここ数年は世界的なビジネス変革やBtoBのクリエイティビティを評価する場としてウォッチしても興味深く、鮮やかなアイデアや文脈づくり、エグゼキューションが参考になります。 2024年のカンヌライオンズの受賞作からビジネス変革の事例として代表的な7点をご紹介します。
林亜季
ペルーのセメント会社による革新的、課題解決プロダクト。2024年6月。世界最大級のクリエイティビティ・フェスティバル、カンヌライオンズが開催されています。Ambitions編集部として、現地取材を通じて「Creative Breakthrough」という連載を始めます。
井土亜梨沙
企業変革や組織開発の文脈で「カルチャー」という言葉が飛び交う。企業カルチャーの強化や社内浸透の取り組みが盛んである。東京を拠点に様々な企業やブランドの広告やブランディングを手がけ、プロデューサーとして、映画監督としても活躍する千原徹也氏が、ビジネスパーソンや企業に対して「カルチャー」の強化と実装を手がけ始めている。 すでに複数の企業にCCO(チーフ・カルチャー・オフィサー)などの立場で携わる千原氏。企業カルチャーの刷新・強化や、従業員のクリエイティブスキルやマインド醸成に取り組む。また、今春開業した東急プラザ原宿「ハラカド」を拠点に、個人向けにもカルチャーやクリエイティブの技術を教えるスクールを5月に開校する。 そもそも、カルチャーとは? いま、企業やビジネスパーソンが本気でカルチャーに取り組むべき理由とは? 1万字に及ぶ千原氏へのロングインタビューを、7つのポイントで紹介したい。
林亜季
世界のビジネスリーダーを長年育成、輩出してきたスイスのビジネススクールIMD(International Institute for Management Development)で北東アジア代表を務める高津尚志氏に話を聞いた。 果たして世界はポジティブな方向に進んでいると言えるのか──。 時代を切り拓く人に宿る「ポジティビティ」の正体を尋ねたところ、特集のテーマ自体を見つめ直す示唆を得た。果たして、本物のポジティビティとは一体何なのか?
林亜季
「カルチャー」のルーツは、土地に宿るという。英国の批評家レイモンド・ウィリアムズによると、「culture」の語源は「土地を耕す」という意味のラテン語の「colere」に由来する。東京・原宿の神宮前交差点に位置する東急プラザ原宿「ハラカド」が4月17日に開業する。新たなカルチャーの創造・発信拠点を目指す「ハラカド」は、これまでの商業施設のセオリーとは全く異なるスタイルで生まれたという。東急不動産は第一線で活躍するクリエイターたちと、原宿をどのように耕していくのか。これまで通りのビジネスが難しくなる中、どのような未来を描いているのか。原宿の持つ「文脈」とは。東急不動産の城間剛氏に聞いた。
林亜季